投資初心者・株初心者の私ですが、シロウトなりに銘柄を研究していきたいと思います。(日々勉強です!)
銘柄の選択としては既に保有している、あるいは保有していた銘柄の中で含み益・利益確定させたモノを優先的に研究したいと思います。
第1回目は2020年5月12日に決算発表がありました 3407 旭化成です。
旭化成 事業内容
総合化学メーカーで、マテリアル・住宅・ヘルスケアの3つの事業セグメントでされています。
売上高2.1兆円は日本の企業で70位ぐらいです。

マテリアルは「サランラップ」、住宅は「ヘーベルハウス」が有名ですね。
ヘルスケアは医薬品の他、子会社のZOLL Medical Corporation で人工呼吸器も手掛けています。
コロナの感染拡大の中で人工呼吸器の生産数を25倍に増やしているようです。
ZOLL Medical CorporationがCOVID-19の世界的感染拡大を受け人工呼吸器の増産を決定
引用 旭化成プレスリリース
決算概要 2020年3月期
2020年3月期の決算短信から簡単にまとめました。
- 2019年度業績は売上高減(-0.9%)、営業利益減(-15.4%)、営業利益率8%
- 「マテリアル」が減収・減益、「住宅」「ヘルスケア」が増収・増益
- 2020年度業績は不透明な環境下のため予測不可として未定
- 期末配当金は16円、中間配当金18円と合計で1株あたり34円(前年度と同額)
- 株主還元は「安定配当且つ継続的な増配を目指す」方針に変わりない
売上の6割近くを占める「マテリアル」事業が今期もコロナと原油安の影響を受けるため、2020年度業績もさらに下がるかもしれませんね。
業績・財務
主な業績・財務関係の指標をまとめました。
- (一般的に目安とされる)10%を維持してきたROEが下がっている。
- 配当金34円維持ですが、配当性向はやや高めの45%
業績を落として且つ、先行きが見えない中でも配当金を維持してくれたのは株主還元を優先してもらてたと捉えていいのではないでしょうか。
2016.3 | 2017.3 | 2018.3 | 2019.3 | 2020.3 | |
売上高 [百万円] | 1,940,914 | 1,882,991 | 2,042,216 | 2,170,403 | 2,151,600 |
営業利益 [百万円] | 165,203 | 159,229 | 198,475 | 209,587 | 177,300 |
営業利益率 [%] | 8.5 | 8.5 | 9.7 | 9.7 | 8.2 |
自己資本比率 [%] | 47.1 | 51.1 | 55.8 | 53.6 | 48.6 |
EPS | 65.69 | 82.34 | 121.93 | 105.66 | 74.85 |
配当金 [円] | 20 | 24 | 34 | 34 | 34 |
ROA | 4.3 | 5.1 | 7.4 | 6 | 3.9 |
ROE | 8.6 | 10.5 | 14 | 11.1 | 7.6 |
配当性向 [%] | 30.4 | 29.1 | 27.9 | 32.2 | 45.4 |


株価状況
2020年6月1日時点の株価状況です。
PBRから判断してまだ割安圏ですね。
みんなの株式の目標株価は1057円となっています。
株価 [円] | 852.9 |
配当利回り [%] | 3.98 |
PER [倍] | 11.39 |
PBR [倍] | 0.85 |
時価総額 [百万円] | 1,188,884 |
株主優待 | なし |
1年チャート

取引履歴
投資初心者の拙い取引きでお恥ずかしいですが、小額の利益確定で売却しています。
現保有数:なし
2020年3月25日 100株 @755.0円 買い
2020年5月22日 100株 @769.8円 売り
確定利益:+1282円(源泉徴収前)
まあ、この後800円台まで騰ったんですけどね…
売却理由
売却した理由としては以下の通りです。
- 決算発表後に上昇が見られなかったため、小額ではありますが利益確定させました。
- 限られた投資資金を有効活用するため、LINE証券・ネオモバ のグロース株等購入に資金を回しました。
- 配当金権利は確定させていたため。

まとめ
2020年6月1日時点で緊急事態宣言解除を受けて日経平均株価回復とともに旭化成株価も800円台後半まで戻ってきています。
ただ、2020年度の業績が不透明なので、大きな株価上昇は好材料がないと厳しいかもしれませんね。
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