今回の銘柄研究は中堅中小企業のM&A(合併・買収)の仲介を事業として高い営業利益率(40%以上)そして10期連続で増収増益を誇る 2127 日本M&Aセンターです。
日本M&Aセンター 事業内容
事業としてはM&A仲介の単一セグメント。
成長戦略や後継者問題等を抱える企業の事業存続・発展のためにM&Aをマッチング・実践していく中での着手金や成功報酬が収益になります。
ちなみにM&A支援専門会社として、初の東証1部上場企業です。(2007年にマザーズより市場変更)

決算概要 2020年3月期
5月15日発表の決算短信からまとめです。
- 売上高は前期より12.1%増収で最高額更新
- 営業利益は前期より12.3%増益で最高益更新、営業利益率44.5%(前期と同等)
- 10期連続で増収増益
- 成約件数更新
- 2021年3月期の見通しは新型コロナウイルスの影響で算定困難により未定
- 2020年3月期の配当は予想の23円+3円の26円(前期より3円増配)、配当性向41.1%
- 自己資本比率81.1%と超健全!
超健康優良児 笑
業績・財務
主な業績・財務関係の指標をまとめました。
- 営業利益率40%以上
- 自己資本比率81%
- ROEは低下しておりますが、利益剰余金(純資産)がそれだけ増えているということでしょう。
2016.3 | 2017.3 | 2018.3 | 2019.3 | 2020.3 | |
売上高 [百万円] | 14,778 | 19,069 | 24,625 | 28,463 | 32,009 |
営業利益 [百万円] | 7,002 | 9,046 | 11,605 | 12,533 | 14,247 |
営業利益率 [%] | 47.4 | 47.4 | 47.1 | 44.0 | 44.5 |
自己資本比率 [%] | 83.1 | 64.3 | 69.4 | 76.2 | 81.0 |
EPS | 60.52 | 77.21 | 50.82 | 55.13 | 63.3 |
ROA | 26.2 | 24.2 | 28.7 | 26.3 | 25.7 |
ROE | 32.0 | 37.6 | 42.8 | 36.1 | 32.6 |
配当金 [円] | 12.25 | 15.5 | 20.5 | 23 | 26 |
配当性向 [%] | 40.5 | 40.2 | 40.3 | 41.7 | 24.3 |


株価状況
2020年6月29日時点の株価状況です。
6月に高値圏の5000円前後。
優待は保有1年以上で魚沼産コシヒカリ5kg。
株価 [円] | 4905 |
配当利回り [%] | 0.53 |
PER [倍] | – |
PBR [倍] | 22.3 |
時価総額 [百万円] | 814,550 |
株主優待 | あり |
1年チャート

5年チャート
▼印が株式分割時期

取引履歴
4800円100株でインしてホールド中です。
まとめ
同業のM&Aキャピタルパートナーズ 6080やストライク 6196も営業利益率が高く気になる銘柄ですので、別の機会に比較したいと思います。
M&A関連では名証セントレックスに上場している名南M&A 7076.Nもありますね。こちらは4月後半から株価2倍以上に高騰していますので要注目です。
以上です。
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